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アルベルトジャコメッティ [歳とること]

アルベルト・ジャコメッティ「裸婦立像」』日経新聞20160615
「現代彫刻の方位」坂元暁美
ジャコメ1606.jpg

彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(1901~66年)の作品には、不思議な魅力がある。彼の作品を見たのは、40年ぐらい前になるだろうか。

6月の日経で彼の作品の記事を見て、切抜きブログのメモしようと思ったぐらいだから、あの細い線のような全身像の魅力を感じたものが大きかったのだろう。歴史的な背景はともかくとして、どうして、針金のように細長い人間像のかたちになったのか?不思議だ。

“ジャコメッティの語った言葉で繰り返し出てくる言葉に「見えるものを見える通りに描く、つくる」
ということである。あるとき、全長2センチしかない美しい女性像について、小さい理由を聞かれて、「戦時中、最初は腕の長さくらいでつくりはじめたその全身像が、終わるときにいつもの親指の半分ぐらいになってしまい、何年も同じことが続いた」と語る。「自分がつくりかった彫刻は、街の通りで彼女をすこし離れてみたまさにその瞬間の見え方(ヴィジョン)を正確に実現することだったのだ。だから、彼女がその距離で離れていたときの大きさをこの彫刻にあたえていた」
さらに「小さくなって消えてしまうのをくい止めるために、ある日1メートルくらいの高さの彫刻をつくりはじめ、
何があっても1ミリも譲らないと決めた。‥そしてその通りになったのだが、こんどは幅が小さく、細く、細くなったっていった」と言う。
56年、哲学者・矢内原伊作氏が帰国直前にジャコメッティのモデルを務めることになり、その後4度渡仏して、のべ230日ほどポーズをとり続けた。

矢内原氏は1918年、愛媛県今治市生まれ、(父親は矢内原忠雄、東大総長)1941年京都大学卒業。

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