So-net無料ブログ作成
検索選択

老いの孤独も楽しく 小杉小二郎 [歳とること]

洋画家の小杉小二郎(72歳)
日本大学工業デザイン課を卒業後、中川一政に師事。70年に渡仏して30年間滞在、絵の修業に明け暮れる。

「毎日描いています。朝4時から6時までやって朝食をとってひと休みし、9時から午後4時まで描くんです。勤勉です。これが仕事だから『勤』には違いないけど、『勉』じゃなくて『遊』に近いかな。5,6歳からずっと描いていて、ちっとも飽きない。楽しいんです。」

【元気に生き抜くには、人との比較を一切やめる】

「それでも絵を描くには舞台の演出家のような、いろいろな段取りが要るので老いを意識する暇はありません。僕は風景や人物も描きますが、中心は静物。創作意欲を刺激する題材や小物を探し回って主役と脇役を決め、集中して絵筆を動かす。体力勝負の消耗戦。楽しくないと命を縮めます」

『70歳以上生きたい方に』

70歳を超えて、老いを元気に生き抜く秘訣に思い当たった。
「人との比較を一切やめるんです。自分は自分、所詮一人です。あいつの方が偉いとか、うらやましいとか思ってはいけません。『彼よりは僕の方がましだ』と考えると元気がでたりしますが、それもしない。我欲を捨て自らの境遇を受け入れ、ありがたいと思う。今日をできる限り明るく楽しく過ごすんです」

「フランスの人たちは個人の生活を何より大事にします。会社の帰りに上司や同僚と一杯やる光景はあまり見ない。ふだんは真面目に質素に暮らし、週末は家族とともに花を育てたり野菜を作ったりして、のんびり過ごし、リタイヤしてからの住処を自分の好みに合わせてことこつ造ったりする」
「それもいいですね。どうあれみんな、いつかは天空を彩る星屑になるのだから‥‥」
nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0